春の事件簿


もう 完全に解決したので書く

4月終わりから 先々週…いわゆるGW終了後まで大変だった
4月下旬 酒仲間と東京駅にある日本酒バーに呑みに行った


「まだ味わってないおいしい地酒に 懇意にしている蔵の特別酒も来る」


ひさしぶりの酒仲間とも会えるのでワクワクしていた
そして 肴もおいしくて とても楽しいひと時だったのョ

そのバーは禁煙で カレシが店外へ出てタバコを吸いに行った
そして戻ってきた
キキ☆はその時 千代むすびと隠し酒を呑んで 超ご機嫌



キキ☆「おかえり〜」


とほがらかに カレシを迎えようと顔を上げたとき
カレシの後ろから 猛ダッシュで店内に突っ込んでくる男がいた


ドガッ!と 大きな音


向かい合わせにいたキキ☆に 吹きつく血糊!
目の前で カレシが前のめりに2発目をよける


もっと大きなドゴォ!って音
キキ☆たちが呑んでいた場所の壁に穴が開いた


Σ(゚Д゚ ) ハッ!と我に返って
怒りに任せて突っ込むであろうカレシを静止するために
近くにいた 酒仲間の友人Tもちゃんに目をやると 一瞬にして察知してくれ
カレシを羽交い絞めにして抑えてくれた


ギラギラした表情で ギャーギャーなんか叫んでるその男…


ちゅーかガキ!


今風味の 田舎でいきがってそうなガキ!
そのガキが 連れのオロオロしている母親に向かって


「俺は悪くないだろぉ!そいつが悪いんだョ!!」



とかグチグチいいやがって 店外に走り出ていった


逃がすか ボケッ!


血まみれのまま 店を出て追いかける

キキ☆「ごめん カレシ抑えといて!お願い!」

とキキ☆が 言うと酒仲間TちゃんDらちゃんは OKして見送ってくれた

血まみれのまま 追いかける…ガキはまだグチグチと

「俺は ここはタバコ吸う場所じゃねぇだろっ!って注意しただけだ!!」
「それをあいつは 反省もしないで俺に 中指たてやがった!」

と 興奮気味にデカイ声で しゃべってる それに対してキキ☆が

「だから 人を殴って怪我させていぃんか!?」

「あんたの注意した事は 間違ってないんかもしれんっ!けど 
  それを無視したから殴って壁壊して それでこーやって逃げるんはなんでやの!?」

「俺は正しいっあいつのが悪いっ言うんやったら 警察にもそう堂々と言えばいいやろっ!」

「この血見てみぃや!自分が間違ってない言うんやったら 戻って警察はさんで話しせんかいっ!」

ここまで叫んだら やっとキキ☆のほうを見た
やっと カレシの血で 汚れてるキキ☆を見やがった

ガキ「警察の前でそう言ってやるわっ!」

その間 ガキとキキ☆の周りでオロオロとしている母親
その母親が ずっと繰り返していたのは…
「どうしよう…お父さんに知れたら…」
「もう お父さん庇えないって 言ってたでしょ…」
「8時半のバスに乗らなきゃいけないのに…」



察するに 中学だか高校で散々やんちゃやってきたんだな クソがき
それを 今までお父ちゃんが 一生懸命尻拭いしてきたのね

どーしようもない 母親だなっ!
まず怪我させた相手に わびもないのかよ!

ムチャクチャ 胸クソ悪かった
周りがジロジロ見ているのなんかは 気にならない
しかし 怒鳴ったり手を上げたりしたら こっちの分が悪くなるのを知っている

歌舞伎町で働いてから
警察沙汰での 対応も慣れている
だから 胸クソ悪くったって 全力尽くして冷静になるよう勤めよう…

こうして 日本酒バーまで戻っていくのだった