柚子湯とぜんざい そして漫画 

今日はお休みなのだが カレシがまたもや朝6時に寝ると言う暴挙をしてくれ
すっかりご機嫌斜めのキキ☆
ムカついたので 朝から柚子湯を作り 読書にしけこむ
まず読んだのは

大江山花伝 (小学館文庫)

大江山花伝 (小学館文庫)

実は この『夢の碑』のシリーズは大好きで 昔から何度も何度も読み返した
悲恋がテーマで とても悲しい
でも「あぁ私もこんな美しい恋がしてみたい」と没頭してしまえる作品なのだ
色々な時代の設定があるのだが
一番のお気に入りは南北朝の頃…室町時代…いわゆる中世の設定が好きだ
読んだ当時は 江戸時代や明治・昭和初期 西洋の近代頃の設定はいっぱいあったが
中世というのはとても珍しかった
日出処の天子を読んだときに 飛鳥時代に熱狂したように
この夢の碑を読んだとき 藤原家の千年栄華 前後時代にはまりかけた
同時に「カルラ舞う」も熟読していたので 別の角度で歴史を楽しむすべを知ってしまったのだが…
西洋史も好きだけど
中国の大陸史も大好きだけど
やっぱり日本の歴史も好きだ
まぁ 絵柄に古さやクセを感じて 苦手と思う人が多いかもしれないが
誰にもまねできない 雅な絢爛絵巻調を堪能できる作品だと思います
いまだに 同調してキャーキャー言ってもらえる同士に出会っていませんがね
『筒井筒 井筒にかけし まろが丈 生ひにけらしな 妹見ざるまに』
で 思いっきり涙を流して スッキリ
ちっまだカレシ起きやしない
銀行から新しいカードが送ってこないので しょうがない
新宿に出てお金下ろしてくるか…と用意を始める
その物音でカレシ少しごそごそするけど
キキ☆「銀行に行ってくる」
と言うと あそっとばかりに また寝てしまう…
起きて 一緒に行ってくれるかと思ったのに・・・
寒いので バスで出かける
銀行について気づく「ゲッ判子間違えた!」
もう取りに帰っても 間に合わないなぁ しゃーない帰ろう
帰宅すると 案の定まだいびきかいて寝ているカレシ
もう15時ですぜ?
ムカムカするが 気を取り直して またも読書
小腹もすいたので ぜんざいを作る
柚子湯 も甘めに作る
BGMはThe Yellow MonkeyのDVD
読む本は これまた懐かしいこの一冊

 
中学生…小学生の頃か?メディウムと言う季刊誌に出会い 熱狂したのがこの作品
高橋葉介先生には えらく入れあげて当時(キキ☆の小遣い)としては大冒険して
『腸詰工場の少女』を本屋に注文して手に入れた>定価1000円もしたのだ
この一冊は グロくて暗くて幼いキキ☆には 受け入れるのに時間のかかる作品だった
だって救いようのない話ばっかりなんだもの〜
やっぱり夢幻紳士がいい…と少年時代篇に手を出す
ますます入れあげるキキ☆
絵柄を とにかく模写しまくった!
でもあの高橋葉介先生のような 滑らかな太い線が出ない
しばらく後になって あの太い線は毛筆で描いていると知り 感嘆
キキ☆は ものすごい筆圧を駆使しGペンで8mmはある太さの線を一筆書きしていたのだ
もうそのころに影響された絵柄は 影も形もないが
かなり長い時間 葉介先生にお熱を上げていた
が どーしてどーしてあるきっかけで 熱が冷めたのだ
夢幻紳士がオリジナルビデオアニメ化すると決定した時 ビデオ作成委員会の応援者を募集したのですよ
応援者になったら なんとビデオの巻末スタッフロールの後に 自分の名前を載せてもらえるのです
(もちろん100名以上の中の一人ですが)
もう 大ファンですから(笑)即申し込みましたとも
応募資格が なんかあったと思うのだけど…記憶にない(^-^;
で 完成して 完成記念ビデオ上映会の招待状も貰いました♪
わくわくして 会場に臨みました
そして作者御大の登場!!!!
��( ̄□ ̄;) ただのむさいおっさんが登場!
小太りの無精ひげの親父…それが葉介先生でした
今考えると 仕事の合間に駆けつけたのではないか?とも思うのですが
思春期のキキ☆には 無精ひげのおっさんは きつかった…
問題の作品は…夢幻魔実也の声=一休さんの声
ガ━━(゜皿゜)━━(;゜ロ)━━( ゜)━━(  )━━(T )━━(ロT )━━(T皿T)━ン!!
いいいいいいっ一休さん?!!
少年時代のストーリーのアニメ化といえ 一休さんは…
夢幻紳士と言えば 皮肉屋でクールで でも人情家で・・・えっ?一休さんもそうだ??
うぐぅ〜〜(T皿T )
葛藤しながら スクリーンを凝視していました
さいごのスタッフロールに 夢幻紳士後援会として 自分の名前を発見しつつ
興奮する事も 歓喜する事もなく 夢幻紳士への妄想恋は終わりました
そんな思入れのある作品なんですが・・・十何年ぶりのご対面は・・・
おぉーやっぱりかっこいいなぁ
キキ☆はやっぱり この青年時代の夢幻紳士が好きだなぁ
と 初恋の男性に久しぶりにあったような 感じで楽しいひと時だった
この作品集の夢幻紳士青年篇①(怪奇篇になっているが)は メディウムに連載されたものばかりなのだけど
『針』と言う作品は アゲイン(エロ本)と言う雑誌に掲載されたのだ
すぐに廃刊になってしまった雑誌なので知っている人は極まれなのだけど
キキ☆は アゲインを本屋で見つけ購入した珍しい女であろう(ゲラゲラ笑)
エロ本に描くと言う事で 張り切って縛り図の写真集とか買い込んだ(自費で)と後に
暴露していた葉介先生
あぁ また懐かしさのあまりに 夢幻紳士をそろえてしまいそうだ…

しかし・・・まぁーだ起きないよ カレシ