酒々小屋 熟成酒を飲もう♪

berry-angel2005-03-05


前日あんなに雪が降ったので…
カレシ「御嶽山は大雪が残っているはず!」
と 御嶽神社に行こうと計画していたのを断念
朝起きたら天気がいいし お昼に出ればいいからのんびり過ごす♪

さて今日は『澤乃井酒々小屋組・自宅で出来る!日本酒を熟成させるコツ』であ〜る
今回のテーマは「熟成」らしい

自宅で個人的にお酒を貯蔵…数年間熟成させているという 
澤の井の前・副社長山崎達雄さんに『酒の熟成』の話題を肴に きき酒をして熟成酒の魅力を堪能しましょう
ってイベント
夕方5時半から…利用者さんに「あわび茸」を頼まれているので 奥多摩駅による事を考慮して…
14時に出発
しかし しかしですよっ!今回はとくに時刻表も調べず 行き当たりばったりで出かけたため
電車の乗り継ぎが悪いのなんの・・・(;´д`)トホホ
荻窪で10数分
青梅駅では20分近く 電車の待ちぼうけ〜

でも 僕はニンテンドーDSがあるから 平気さ♪


待ちぼうけ 知・ら・ず もじぴったんって名作だよ!

昼間は気持ちよく晴れていたのに 青梅に入ってから見る見る雲行きが怪しくなり 雪

あわび茸のため 奥多摩駅についた頃には吹雪のように…
山の上はもう白くなってて良く見えない
カレシ&キキ☆「良かったねぇ御嶽神社にいかなくて…」
時間が余裕であると思っていたのに うわんっもう16時半過ぎってかー17時近く!
奥多摩線は ご存知り方も多いかもしれないが 無人駅が続くほどの閑散とした路線
1本乗り遅れると 30分40分後まで電車が来ないのだ!
キキ☆「こりは…この電車が折り返し運転するのに間に合わないと 完全に遅刻になるよね?」
カレシ「うん 7分待ち時間あるみたいだから お前走れ〜」
カレシは いま(また)足を負傷しているの・・・で キキ☆がダッシュすることに
おりゃーダッーーーーシュ!
と 改札口を颯爽と駆け抜け 駅から一番近い あわび茸を置いている店に走る
キキ☆「スイマセン!あわび茸くださいっ」
大声で叫ぶ>店先にはいつも 店番の人が不在(;´д`)
しぃ〜〜ん 誰も出てこない!
キキ☆「スイマセェェン!あわび茸くださァいっ!!」
はいはい とおばあちゃんが出てきた
おばぁちゃん「あぁまた買いに来てくれたの〜今日はキレイなの入ってるでしょ〜」
キキ☆「スイマセン!電車の時間ないんで急いでます(汗)」
お金を払うと 雪の中をまたダッシュするる
切符を買いなおし 改札口に出すと(自動改札ではない)
駅員「あれぇ〜?さっき改札でたばっかりなんじゃ・・・」
目の前に あわび茸を高々とあげ
キキ☆「これ買うためだけに ここの駅に着たんです!折り返しの電車に乗って帰りたいの!」
駅員に 笑われてしまった・・・(><;)えぇいっ笑いたきゃ笑え!

だって このキノコうまいんだもん!
判りますか?判りにくいか…舞茸の5倍はあるであろう大きさ!
煮込んでも 炒めても 味噌汁の具でもなんでも旨い しっかりした歯ごたえと味わい
なんでスーパーとかで売ってないんだろう!?安いし旨いしエリンギなんかよりずぅーと料理の幅があるぞっ
沢井駅に着いたのは もう17時ギリギリ
郵便局のキャッシュコーナーも閉まってしまってて
…お財布の中身もギリギリだぁぁぁヽ(TдT)ノ
水を汲もうとしたら 澤の井園も閉まってて閑散…
もうお酒も買えない 酒粕も買えない もうもう・・・

まっお財布の中身もないから いっかぁー


今日の参加は カレシ キキ☆そしてお友達のSうじさん
年末年始 日本酒に魅了されてしまった 例の方です

今回の味わうお酒たち 茶色の瓶は仕込み水です
まず山崎氏のお話・・・


家庭で酒を熟成させる…と言うことですが 
機械的(冷蔵庫)に一定の温度で保存している事を『熟成』と呼んでいいのでしょうか?
日本には四季があり 温度・湿度・季節様々な環境の中で 育てて鍛えてこそ熟成ではないでしょうか?
 
うんうん なるほど…ワインと一緒ですよね
よーするに 普通の…キキ☆の家では『熟成』はムリだという事ですな!>ちっ
まっ薀蓄を聞くより 飲み比べましょう!って始まる・・・まず

生もと


日本古来の製法によって仕込んだお酒(1996年)


独特の風味と後味に辛さが少し残ります。コクが強い・・・
キキ☆的にはもっと軽やかな味わいが好きなので…3口ほどで充分でした
澤の井では『元禄酒』の後味を少し辛くしたカンジでしょうか?
次に口にしたのが・・・

樽酒


樽にお酒を貯蔵し瓶詰めとた酒。生詰め(1997年)


この香りは…杉かな?好きな人にはたまらないかもしれないが…
キキ☆は米のほのかな香りが感じ取れるお酒が好きなので この樽酒は×
一度樽詰めを飲んだことがあるが…熟成させると香りがハッキリするのか 辛い
悪い酒ではないと思う 好き嫌い個人の好みが分かれるモノだと思う
二舐めした程度で ギブアップ(TωT )カレシに残りは献上する…


五段仕込み


ほのかな旨みとしっとり穏やかな香り上質の標準酒(1997年)


澤の井・定番の酒3種の内の1本
これは2005年物の五段仕込みと飲み比べることになった・・・・
う〜ん はっきり旨味がまろやかになってる 
05年物は鼻の奥に残る香りが強く 97年だと ほのかにでもくっきり長引くように残る 
2口目を口に運ぶスピードが全然違う。。。97年の方がゆったり飲めるカンジだ
キキ☆は吟醸酒が大好きなので(言葉に弱いのでなく 吟醸香と味が一番落ち着いて飲めるのから)
澤の井の標準酒は苦手・・・でも熟成したものなら普段に飲めるかも
あっでも自宅では こんなにうまく熟成できないかもなぁ


大吟醸


選りすぐった酒造好適米(厳選原料米(山田錦)を50%まで磨き
低温でゆっくり時間をかけ仕込んだ酒の芸術品(1996年)


うーんやっぱり大吟醸はうまい・・・まず飲んだのは96年物 色は薄く黄金かかっている
しつこく香るでもなく 辛くも甘くもなく贅沢だなぁって味わい
っで ここで2005年物大吟醸と比較する
うっ (-_- ) うーんここまで違うかぁ ハッキリと熟成ってどんなものか感じ取れる
ただ・・・問題は大吟醸は値段が高いので ふんだんに飲めないことだなぁ
などなど 雑念がふつふつと沸き起こってきたときに 
おぉぉおぉおおぉぉっΣ(- -ノ)ノ 真打ち登場ですよ!




兵庫県美嚢郡吉川町(特A地区)の山田錦を35%まで精米 
低温でゆっくりと仕上げた醸造技術頂点の酒(1992年)


出た!92年物ですよ!!貴重な酒のため 一人お猪口に1/3程しかない
舌の上に舐め広げるように ゆっくり飲む
うおーうまいぃー梵のどっしりした旨みが 力強さを残したまま まろやかになってるよ
うーん ここまで来たらありがたくて 年一回拝みながら飲んでしまうな

実は ここまで駆け抜けるように グビグビ次々と飲み比べさせられたので
そろそろ頭と舌が辛くなってきたのだ
っちゅーか キキ☆たちのテーブル ピッチ早すぎ!隣の4人組が信じられない速さで飲む
日本酒って 利き酒ってこんなスピードで飲むものじゃないだろ!
ってワケで 気に入ったお酒はお猪口を調達して 取り置きっす

大吟醸(96年)と(05年)そして梵(92年)>ウヒヒ
ここで 酒の肴が登場♪


四季桶
豆富のマーチ≪変わり葛豆富・蕾豆富豆富の味噌漬け≫
里芋の唐揚XO醤

甘海老のコキール

たけのこむすび・けんちん汁
ヽ(´▽`)/ 豆富の味噌漬けがチーズのような味わいで 大吟醸にあいます♪
隣席のおばちゃん「味噌漬けは蔵守があうわよ!」
いつのまにか 1996年物の蔵守が瓶で登場していた
ちびっと味わうが うーん
キキ☆は 性格のハッキリしている蔵守より 
まろやかな香りの大吟醸のほうが 続けて食べれるのだけどな
まっ他人の意見は 聞き流そう

ふと顔を上げると カレシが澤の井の社長と話していた
社長「いつもご愛顧ありがとうございます もうあなたの事は色々お聞きしてますよ(笑)」
カレシ「えっ?えぇっ??そうなんですか?」
社長「えぇ もう澤の井では有名人ですよ〜(笑)」
どーいう風に有名人なんだ!!!!(恥)
社長「とてもお酒を愛してらっしゃると…いや人は外見で判断しちゃいけないってことですよねぇ」
ああそー言う風に有名なのね・・・ ´ー`)プッ
カレシは いたく 動揺していた(ゲラゲラゲラ 笑)
そりゃ 帽子&コートが豹がらの金髪グラサン野郎が 毎月2回も通って
うまいうまいと 日本酒をあんなに買い漁ってたら 有名にもなるわな〜
広報の仲良くなったS田さんに この事をカレシが問いかけると
S田さん「そりゃーもう有名ですよ(笑)」
キキ☆「私は 後にくっついてきているだけだから 目立ってるのはカレだけってことだよね」
S田さんが 貴重な熟成酒の瓶を持っていたのでパチリ☆

年季感じますよね〜やっぱの山崎氏のお言葉通り 冷蔵庫ではこの年季は出ませんよね
S田さん「いっそこっちに移住してきたら?多摩川の向こうに安い物件ありますよ」
(;´д`)仕事が困るワイ!ってここらには老人ホームが多いから 仕事は一杯あるか(笑)
ここで 職員の人が「蔵見学に行きませんか?」と誘ってくれる
巨大木桶に もうお酒が詰められたようだ…

酔っ払ってて お酒が愛うしくて桶に抱擁♪
2体ある木桶なのだが・・・仲良くなったTちゃんDちゃん酒好きコンビが
「こっちの木桶は ご神木を桶にしたんだって こっちの方がほのかに甘い香りがするんだよ〜」
うーん木桶って 酒好きの究極の夢だよねぇ〜
この桶が一家に一本…下に蛇口つけてさぁ〜〜
一同「一生かかっても 飲みきれんわぁ!」
奥多摩の冷気に触れて 少し良いがさめる 飲みなおし飲みなおし♪

ってすでに酔っ払ってる目ですよねぇ(笑)そろそろ酔い覚ましモードに突入のキキ☆
仕込み水を交互に飲み トイレに立つ
S田さんが 焼酎ブームで澤の井でも作った『蔵守〜焼酎』を持ってきた

( ̄▽ ̄ )おお洒落たラベルだねぇ
味見をさせてもらった ぶーー!すまないっ!ごめんなさい!!
やっぱり キキ☆は焼酎嫌いです 
実は薩摩焼酎くらいしか 好きではないのですョ(^-^; 
残しておいた 梵で口直し
カレシ「えーうまいよ〜?ダメなの?焼酎」
はい ダメです フルーツで割っちゃえば飲めるんですけどねぇ>アルコール臭くて苦手なのだ
最後に出てきたのは アイスクリーム

職員「これを蔵守を入れて食べてみてくださ〜い」
ほほぅ ドプドプ(ちょっと多いかな?程度に入れる) こねこねこねこねと混ぜる
(゜x゜*)ううっ!うまいっっ!コクが出た!えぇっ!?なんでこうなるの?
キキ☆「これいいよっハー●ンダッツとかに売り込めば?ロッ●リアのシェーキでもいいぢゃん!」
『未成年には 売れないだろ〜』
と 外野に言われてしまったが 売れると思うがなぁ〜

うまい酒をたくさん飲めて たのしかったです♪
ただ カレシが立てないほどフラフラ・・・ピッチ上げて前半飲んでいたものなぁ〜
最近 酒量が減っていたので よけい酔いが早かったのだろう・・・
仲良くなったTちゃんDちゃんとも一緒に帰る
雪がみぞれっぽくなってて 冷たくて気持ちがいい・・・
しかし どれもこれもうまい酒だったけど キキ☆の中では相変わらず『白馬』が一番の酒だ
大吟醸だろうが 特別大吟醸だろうが ビンテージだろうが値段じゃなく名前じゃなく
キキ☆が一番おいしくて感動したお酒 出来るなら毎日飲みたいお酒は『白馬』だ
しばらくこの順位は動かないだろうなぁ〜