水晶の扉が開くとき

berry-angel2005-05-29

その日は 朝からご機嫌が悪かった
なんで 予定が入ってるその日に朝まで起きている?
約束したのに
「チケットと必要書類と 後 昼の休憩時間に電話して 起こして」
しるかっそんなの!自分で持って行け そして自分で起きろ!
自業自得だろーが!!
なんで 仕事行く前に ライブを見るその日の朝に
思いっきり気分を害されなくちゃならんのよ!!



最悪な気分でスタートした 何年かぶりのライブ
(↑あっ自分から行くと言い出したライブなので)
前座のSPIRITUAL BEGGARS・・・
マイケル・アモットのバンドってので期待したのだが…
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
これは・・・マイケル・アモットの暇つぶしで作ったバンド?
って位 つまらないライブだった
Carcass
ARCH ENEMY
あの時期の 凄まじい勢いと才能は?と思うほど
その上キキ☆の機嫌は最高に悪い
カレシが どんどんキキ☆の腕を引っ張って前に行かせようとするのすらムカつく
キキ☆「もぉーほっといてよ!!」
と ぶちぎれ
カレシ「じゃあ 好きに楽しめば?」
と あきれて会場から出て行った
で・・・落ち着いてみると
キキ☆「ほんっっっとに つまんないバンドだなぁ」
特にボーカルが 特徴もなくつまんない
しばらく聴いていたが 耐えられず 会場を出る
カレシにも 辛く当たりすぎたし 仲直りしておこう…
もう一度とちゃんと 約束どおり寝なかったのを謝ればの話だけど
カレシを探す
確かドリンクコーナーの横に喫煙コーナーが…
キキ☆「あぁ いたいた」



さて 仲直りをしましてSPIRITUAL BEGGARSのライブが終わるのを待つ
再びホールに戻ると・・・わおっ♪BGMはACCEPT♪
ステージにはHOLYDIVERのジャケットのイラストが掲げられている
そうそう 以前見たのはもう5年ほど前
ステージ最前列にかぶりついてみました 狂喜しました
あぁ・・・今回のRonniは 一体・・・
ホールが 暗くなり ステージにライティングが・・・・
いやぁ〜もう この後は狂喜乱舞の世界
乱舞されているのは もちろんキキ☆の頭でして(笑)
キキ☆は 一昔前のへヴィメタラーなので 正統派でヘッドバンガーズであります


耳懐かしい曲が続く
そしていよいよ キキ☆最高の1曲「Don't Talk to Stranger」
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうねもう…頭真っ白です
Ronniの甘く囁くような 声で始まるこの曲
物悲しくて それでいてある種誘惑がこめられていて
それでいて力強く
あぁ 水晶のように怪しく煌いていて(←kenちゃん君の名言だぜ!)
そして そして 体の奥底から湧き上がるモノが爆発するかのごとく 高まって疾走を始める
いやもうね この曲聴きに来たといっても過言ではないくらい 愛している曲なのですよ
始まった時点で かなり前の列に突進して行ったのだけど
途中で デブのおばさんに邪魔され進めず>残念
ってか このおばさん なんか間違ってるよ!
ムチャクチャなノリに 周囲がメロイックサインを掲げているのを見て
指技(?)きつねさんを作っている
まだ マコトちゃんのグワシの方が許せる!
DIOを良く知らないなら キキ☆の邪魔するんじゃねぇ!
Ronniは…Ronniは…キキ☆の為に日本にわざわざ来てくれたんだから!!
(↑常軌を逸しています 好きなアーティストの来日時には 毎度こーなります)
もう 最初の方に カレシとは はぐれてしまい
心置きなく 暴れられるってもんです
えぇえぇカレシは キキ☆がぶちぎれて頭振っているのを見たことないですから
RAINBOW BLACKSABBATHの曲を楽しみ
そろそろ終焉・・・
いやいやまだまだ そうあの曲が残ってますよ
『WE ROCK』
正直 もっともっとやってほしい曲はある
でもこれが限界だよなぁ〜
Ronniはもう 60歳近く
でも 素晴らしいのはその年齢を感じさせないパワー
『メタルGOD』とまで称えられた あるボーカル…彼のとあるバンドの時のライブに赴いたとき
もうパワーが半減し 歌の勢いにも衰えをカンジ…
「あぁ うんうんでも頑張ってるよ 彼を見れただけでそれでいいよ!」
って言うファンの思いが会場を包み込んだのを感じた
「歳を取るというのは こんなに残酷なのか?」と悲しかった
しかし・・・しかしですよ!Ronniは違う・・・
なんでこんなに・・・こんなに
美しいのぉRonni!!



しかも 今回はこれで終わりではなかったのでありますョ
カレシの尽力でアフターショウに参加できることになった
30分ほど待たされたか・・・?
スタッフ「今日Ronniは大変疲れておりますが 必ず出てきますのでお待ちください」
の言葉を信じるぜぃ
スタッフ「今日Ronniは大変疲れております サイン・写真はひとり1枚とさせていただきます」
えぇえぇ そうでしょうとも
サインはともかく 写真は撮りたい
とか考えていると…うおぉっ!!Ronni!!!ほっ本物!?
すっげぇー小さい!身長が低いとは聞いていたが…160cmくらいか?
Ronniが近づいてきて もう…もう言葉になりません!
カレシとRonniのツーショットを撮ったら…
ケータイのカメラでは 露光が…(TωT )真っ暗に映ってしまった
多分私は泣きそうな顔していたのだろう
Ronni「OK OK(指で手招きして)もう一枚いいよ」
うわぁーんヽ(T▽T)/ありがとうっ!!
後ろでスタッフが「ひとり一枚って言ったでしょ!」見たいな事叫んでたけど
Ronniが いーからいぃからとジェスチャーする
そしてキキ☆の方に来て 腰にすぅ〜と手を回してホーズをとってくれた
もうもうもう 感激で涙が流れそう
ぎゅーとRonniにしがみつくと 細い!キキ☆は肩幅が結構あるので
写真で見るとキキ☆のほうが大きく見えるかもしれない
こんなこんな 華奢な身体で 60歳近くでどーしてあんなパワフルな唄声が!?
あんな印象深いパフォーマンスが?
圧倒的カリスマ性がなせる業(わざ)か?
写真を撮り終えて 英語が話せないキキ☆
せめてせめて握手して「Thank You」くらい言いたくて Ronniの方に向きなおすと
Ronniが キキ☆の肩を引き寄せて 唇にキスしてくれた
うわぁーーーーーーーーーーーーーーー
うわぁーーーーーーーーーーーーーーー
うわぁーーーーーーーーーーーーーーー
そのまま倒れて 失神しそうになった
その場を すぐに離れなくちゃならないので フラフラの足取りで会場を後にする
夢見心地がずぅーと続く
頭の中でRonniの唄声がリフレインする
日常の嫌な事も イライラしていた事も・・・
水晶の扉を開け そこで出会った虹の王に魔法をかけられたみたいに消えてしまっていたよ